教育のローンについて考える

ローンにはいくつか種類がありますが、その中でも、使途を教育に関するものの経費に限定しているローンを、「教育ローン」と呼びます。基本的には学費に使われることが多いですが、保護者が利用します。教育の場合は、「国の教育ローン」と呼ばれるものと、民間金融機関のものがあります。
国のローンの場合は、政府系の金融機関である、日本政策金融公庫や、国民生活事業が取り扱っているものを指し、家庭内での教育にかける経済的な負担を減らし、教育の機会均等を目的にしています。公的なものですので、利用制限があり、例えば母子家庭や経済的に困難な家庭などには優遇の配慮があります。学生1人につき300万円まで申し込みができます。借り入れは一括になり、融資までの期間は1か月程度と考えておいた方が良いです。
民間金融機関のローンは、世帯収入が安定している家庭でも、借りることができます。借り入れも一括と、その都度と、どちらでも選べ、申し込みは700万円まで可能です。審査も長くて2週間程度と、早いですが、国のと比べると若干金利が高めになっています。
ただ、教育のローンを考えている人は、この両方を申し込んでいる人が多いです。どちらもメリット、デメリットがありますし、国の場合は、審査で落とされる可能性もありますので、両方申し込んでおき、最終的にどちらかに決める方法を採る人がいます。どちらも後でキャンセルすることができるので、安心して申し込めます。